山 岳 保 険 の あ れ こ れ

 

登山者にとって、山岳保険の加入は大事なリスクマネジメントのひとつです。

山岳保険は山での遭難事故にともなう様々な損害を補償するためのもので、ベースとなる普通傷害保険に登山者向けのオプションをいくつかつけたタイプが一般的です

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補償される内容は、遭難捜索費用(救援者費用)、死亡、後遺症、入院費用などで、そのなかでも遭難者を捜索、救助するた

めの諸費用を補償している点が山岳保険の一

番の特徴です。

 

○国内旅行傷害保険

一回の山行ごとに申し込み、登山期間中だけ保険を契約する場合には、多くの保険会社で扱っている国内旅行傷害保険に加入することになります。

このタイプはガイド登山やツァー登山でよく利用されています。

一回の保険料は500円程度からあります。

 

○軽登山、ハイキング対象の保険

無雪期に一般コースしか歩かない人のための保険です。

ピッケル、アイゼン、ザイルなどを使用する「山岳登攀」は適用になりません。また、登山地図に破線で書かれた難コースや薄い踏み跡をたどるヤブ山縦走なども補償の対象外となっていることが多くあります。

この保険は普通傷害保険に救援者費用補償を加えたものが基本になっており、遭難して救助ヘリや民間救助隊が出動した場合に、その費用が補償されます。

年間の保険料は3,000円程度からあります。

 

○「山岳登攀」を対象とした保険

山岳保険でいう「山岳登攀」とは、岩登り、沢登り、雪山登山のように危険度の高い登山形態のことです。

「山岳登攀」用の保険は、死亡、後遺障害保険と遭難捜索費用保険がセットになっており、入院、通院保険、個人賠償責任保険を含めて、各種のタイプが用意されています。

 

それぞれの山岳保険の詳細については、インターネットや各保険会社で調べて下さい。

自分の山登りのスタイルをよく考えた上で、最も適した山岳保険に加入して下さい。

 

 

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